ストレートネックとマクラについて

〇自分に合うマクラとは

検証したことがありますか？

患者様より、
「枕は高い方がいいのですか？」
「枕が合わなくて、朝の目覚めがすっきりしない」
「枕無しっていいんですか？」

など、ご質問を受けました。

身体の構造に合わせた枕が良いとわかっていても、どれがいいの？と悩むことが多いですよね。

人によって違いがあるので『この枕が完璧！』というのはありません。
ただ、絶対にダメなものはあります。今日はそこを詳しくご説明します。

〇首の骨（頸椎）の形を見てみましょう

本来、首の骨というのは、右図のように
孤を描いた形です。
この湾曲が、頭の重さを支えています。

ストレートネックの方は、立っている時や
座っている時、常に、頭が前に突き出る、
不良姿勢です。

突き出た頭を支えいている筋肉は、胸鎖乳突筋や、
斜角筋ですが、後に引っ張る筋肉は僧帽筋、
頭頚板状筋などの筋肉です。

『ストレートネックにはこの枕！』と謳っている
もので必要以上に、
首の部分が高いもの、素材が硬すぎるもの
があります。

寝ている時、首は頭を支える必要は無いですよね。

頭が前に突き出る姿勢は、立っている時と同じため、過剰に高すぎる枕は、首や肩に負担がかかります。

〇では、マクラ無しは首の形に沿っているのでしょうか？

ストレートネックの人が、枕なしで寝ると、顎が上がり、不自然な首の形になります。
寝ている時も首の後ろ、後頭下筋群が短縮するので、休まりません。
結果、起きた時に頭が前に出る不良姿勢となり、首こり肩こりが改善されないのです。

〇結論！

枕は、睡眠の質を高めるうえで非常に大事なものです。
適してないダメな基準を除外していくと、理想に近い枕に出会えるかも。

ダメな基準

①首が前に突き出るくらい、高い枕

②首の湾曲をサポートしない枕

③寝返りを打てないくらい硬い枕