東京都杉並区・西荻窪の整体院|整体ならにしおぎ整体院
大川カイロプラクティックセンター
にしおぎ整体院
肩こり、腰痛、骨盤矯正の専門院
一ヶ月前からマラソン後に左足の膝の外側が痛くなるのを感じた。
次第にランニング中にも痛むようになり、今は足を曲げ伸ばす動作だけで痛い。
階段を下りる動作が特に痛む。
ランニングは健康維持の為に3ヶ月前から始めた。
それまでは運動はほとんどしていなかった。
ランニング開始当初は2~3Kmを週に2回の頻度で走っていたのだが、一ヶ月前から7~8Kmを週3回の頻度に上げた。
痛みが出てきたので、整形外科に行きレントゲンを取るが、骨に異常は無し。
足の外側の腸脛靭帯に炎症がおきていると思われるので、痛みがなくなるまでランニングは控えて、
炎症がおきている患部をなるべく冷やすよう指導される。
言いつけ通り安静にしていたのだが、症状は改善されず、足の曲げ伸ばしだけでも痛みを感じるようになってしまった。
歩いたり階段の上り下りの時に膝を曲げると痛いので、左足の膝だけ伸ばしたまま引きずるように歩いている。
痛みの原因は、腸脛靭帯という大腿骨(太ももの骨)の外側に付着している靭帯が膝の外側に出っ張っている
大腿骨外側の骨(大腿骨外顆)にこすれて、摩擦によって炎症がおきたと考えられる。
過度なランニングによって腸脛靭帯膝や膝をまたぐ筋肉群を緊張させ柔軟性が低下すると大腿骨外顆に当たりやすくなる。
初期の炎症による膝の痛み自体は炎症による症状なので安静にして炎症が治まるのを待つしかない。
しかし安静にしても痛みが治まらないというのは、炎症ではなくトリガーポイントの痛みに移行していると考えられる。
トリガーポイントとは、筋繊維の再生過程で筋肉中に発生する固い酸欠状態の部分の事で、その部分が痛いのはもちろん、周囲に痛みを飛ばす性質がある。
また、靴を拝見させて頂いたところ靴裏の外側が磨り減っていた。
歩くときやランニング中に外側に多く負荷をかけてしまう癖が昔からあるという事なので再び今の症状が出ないようにするためには現状の悪い歩き方、走り方も改善する必要がある。
まず痛みの原因となる腸脛靭帯を緩める。炎症が治まっても痛みが続いてしまう理由は、腸脛靭帯が大腿骨外側にあたり続けているからであり、あたらなければ痛み自体は大分軽減する。
腸脛靭帯を緩め、さらに膝関節をまたぐ筋肉である大腿四頭筋、ハムストリング、内転筋郡等もモビリゼーションやストレッチで柔軟性を取り戻し、膝への負担を緩和させる。
また、炎症が治まる過程で出来てしまったトリガーポイントが膝周辺に痛みを飛ばしてしまっているので、これも丁寧に緩めていく。
さらに股関節の柔軟性をあげる事で膝への負担が軽減するため、股関節周辺の腸腰筋、大腿筋膜張筋、臀筋、深層外旋六筋を緩めていく。
長期的には、膝に負担の掛かりにくい姿勢や歩き方、走り方も覚えて頂き再発を防ぐ。
腸脛靭帯 大腿四頭筋 頸骨筋 腸腰筋 ハムストリング 大殿筋 中殿筋 腓腹筋
初回施術
腸脛靭帯の緊張を緩和させ、痛みが出ない範囲でモビリゼーションを行う。
膝や股関節周囲にトリガーポイントが多く見られたため丁寧に緩めていく。
膝の曲げ伸ばしの痛みが大分減少。痛みがない範囲では動かしたりストレッチをしたりするほうが良い事を説明。
施術後に、大腿四頭筋のストレッチを指導。
施術2回目
前回施術から次の日までは痛みが大分減ったが、2日経つと痛みがまた出てしまったとの事。
靭帯や筋肉の柔軟性は初めのうちは戻りやすく、良い状態を定着させる事が大事という事を説明。
前回と同じように施術を行い、最後にハムストリングのストレッチを指導。
施術3回目
階段の上り下りではまだ痛むが、歩く時の痛みはほとんど無くなった。
ストレッチを行うと足の調子が良くなるのが分かるので、しっかり行って頂けている との事。
最後に臀部(おしりの筋肉)のストレッチを指導。
施術4回目
日常生活での痛みは気にならなくなってきた。軽く3Km程ランニングをした所、痛みは出なかったが、少し足にダルさは感じた。
足の施術にプラスして、股関節~骨盤回りの緊張を緩和させる。 最後に股関節の体操を指導。
施術5回目~8回目
足の疲れが大分少なくなっているのを実感してきた。無理はしないように3Kmのマラソンを週に3回行っている。
正しい姿勢の取り方、歩き方を指導。
施術9回目~現在
姿勢、歩き方は徐々に改善されている。身体の負担が少ない走り方も覚えていただき実践中。
同じ距離を走る分にも筋肉の疲労感が全く違う事を実感して頂いている。
無理をしない範囲で少しずつ走る距離を伸ばし、ゆくゆくは大会にも出場したいとの事。
現在は再発予防、身体のコンデションアップの為、週1回のペースでメンテナンス中。
※効果には個人差があります。