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トリガーポイント・マッサージの症例

吐き気を感じるほどの肩こり。他のマッサージ屋さんでは治らなかった。 Tさん 30代男性 システムエンジニア

症状と来院理由

・肩こりが強くあり、頭痛や吐き気もあった。

・コリを治すためにマッサージ屋さんに行くこともあったが、余計にこったり、痛くなったりしていた。

・痛み止めの薬を常用していたが、効き目が悪くなっていた。

・こりや痛みで集中力が低下し、仕事にも支障が出ていた。

 

「TVで『トリガーポイント』というものを知り、これが原因じゃないか!?」

という事で、ご来院されました。

姿勢・動作テストと触診による評価

Tさんの頭痛のポイントが、右こめかみ~後頭部、目の奥の痛みを感じてましたので、その部分に痛みを飛ばしやすいトリガーポイントを触診しました。

具体的には、右上部の僧帽筋を触診したところ、大きくこり硬まった筋肉のしこりがありました。このしこりがトリガーポイントです。上部僧帽筋のトリガーポイントはこめかみ・後頭部へ痛みを飛ばす傾向にあるので、これが痛みの原因と考えられました。

また、右の胸鎖乳突筋・斜角筋にもこり固まったトリガーポイントがありましたので、ここから目の奥の頭痛を引き起こしていたと考えられます。

 

Tさんはパソコンを毎日10時間以上使用している仕事ですので、右肩を過剰に使っていました。姿勢も猫背で首が前に突き出ているため、肩こり以上のこり、つまりトリガーポイントが出来るのは当然の結果と言えます。

また、長時間パソコンのディスプレイを見ていることから眼精疲労もあり、そこからくる首・肩こりもあると推測されます。

 

マッサージを受けて痛みが出てしまうのは、筋肉があまりに固まっているため、無理に筋肉をもみほぐそうとされることに拒否反応が出てしまっていたからです。トリガーポイント化してしまうほどの筋肉のこりは普通のマッサージでは緩みません。トリガーポイント・マッサージによって一つずつ丁寧に施術をしていく必要があります。

 
施術した筋肉や関節

僧帽筋 胸鎖乳突筋 斜角筋 菱形筋 肩甲挙筋 起立筋 前鋸筋 頚椎 胸椎

 
施術内容と経過

初回施術

まずは僧帽筋の施術を行っていく。首と肩の付け根付近に大きく硬いトリガーポイントがあったので時間をかけて緩めました。背中の上部、肩甲骨の内側に沿ってトリガーポイントが複数あったので緩めていく。肩こりと言っても肩だけに原因があるわけではなく、背中や腰の方まで筋肉は繋がっているため、原因となりそうな部分を順番に緩めていく。

また、首の前側にある胸鎖乳突筋は少し押圧するだけで激痛がはしったため、ピンサー法という指で軽くつまむ方法で緩めていきました。

頚椎~胸椎の関節が固まって動きが悪かったため、モビリゼーションテクニックというソフトな矯正法で、関節可動域を回復していきました。

 

施術後は肩甲骨を動かすエクササイズを覚えてもらいました。

 

施術2回目

前回から2日後にご来院。前回施術後は肩の力が抜け、楽になった感覚があったが、また元の状態にもどってしまっているとのこと。頭痛も前日に出てしまった。

 

施術は前回と同様。

施術後は肩を開きやすくするストレッチを覚えて頂きました。

 

施術3回目

前回から2日後にご来院。少し肩こりが楽になったとのこと。頭痛は軽く午前中に出たがすぐに消えたそうです。

頭痛薬はなるべく飲まないように心掛けている。

 

施術後は胸鎖乳突筋のストレッチを覚えて頂きました。

 

施術4回目

前回から4日後にご来院。肩こりが半分以下に軽減したとのこと。頭痛は全くなかったそうです。一番こっていた右肩の調子が良くなったせいか、肩甲骨まわりのこり感を感じやすくなったとのこと。一番つらいところが良くなると2番目3番目のこりを感じやすくなるので、悪いことではないとご説明いたしました。

 

施術後は背骨を動かすエクササイズを覚えて頂きました。

 

施術5回目

前回から4日後にご来院。肩のコリは2~3割程になったとのこと。仕事中ほとんど気にならない時間が増えたそうです。頭痛はしばらく出ていない。こちらで覚えたストレッチ・エクササイズを行うことで調子が良くなることを実感できているそうで、仕事中などに熱心に行っているそうです。

 

施術後は骨盤を立てやすくするストレッチを覚えて頂きました。

 

施術6回目~メンテナンス

調子がだいぶ上がってきたので、一週間に1度の来院頻度に代え、メンテナンスを続けて頂いております。

トリガーポイント・マッサージに気持ち良さを感じているそうで、慰安も兼ねて毎週土曜日に来院してもらっています。仕事は相変わらず長時間のパソコン仕事なので、肩こりはゼロにはならないそうですが、以前のような辛いこり感や頭痛、吐き気は無くなったため、こりを受け入れながら仕事をしているそうです。